November 2006 アーカイブ

今週のNewsweek Japanの特集は「日本はケータイ後進国?(A Lack of Mobility)」。

まさに僕が考えていることをそのまま代弁してくれてます。

着うたフルだGPSだおさいふケータイだとはしゃいでいますが、国外に一歩出ると全く使えません。
国際標準のSMSすら満足に使えない始末。
日本はキャリアが端末の仕様まで事細かに(それぞれ独自に)決めてメーカーに作らせるという非常に特殊な国ですから、メーカーはキャリア毎にそれぞれ別々に作り分けなければいけません。香港やシンガポールの人たちがNokiaの最新機種を楽しんでいても、日本で使おうと思えば、それを日本語化した上に、さらにキャリアの要求する仕様通りに開発を入れなければならず、出てくる頃には型落ち同然になってやっとリリースされる、という状態です。
海外で最新のスマートフォンを買ってきたとしても、日本のキャリアのコンテンツサービスはおろか、MMSすら使えないようにわざわざ制限がかけられていますから、せっかくのスマートフォンが、日本で使えるのはせいぜい通話とSMS程度という無残なことになってしまいます。
おまけに、日本で出してる端末にはほぼ例外なくSIMロックがかかっていますから、海外で現地のキャリアのプリペイドSIMに差し替えて使う、というごく当たり前のことすらできません。
逆に海外の利用者が日本に来て現地(日本)のキャリアを利用しようと思っても、まず日本にはプリペイドSIMというものがなく、プリペイド携帯電話を買ってくるか、キャリアが貸し出している携帯電話をレンタルしなければなりません。そもそもプリペイド携帯自体がキワモノ扱いされている昨今ですから、プリペイドサービス自体衰退していっている状況です。
#海外ではプリペイド携帯が主流ですが、プリペイド携帯による犯罪ってそんなにあるんだろうか?

最近MNPが始まりましたが、電話番号ベースでメッセージングが出来るSMSが普及しておらず、Eメールアドレスと同じ仕様のメールサービスを使ってるもんですから、せっかく電話番号が引き継げてもメールアドレスまでは引き継げない上に、端末がキャリアごとに違うもんですから、余分なお金を出して端末を新しく買い換えなければなりません。当然、昔の端末にインストールされていたアプリや着うたも引き継げませんから、買いなおし、ということになってしまいます。

そんな哀れな状況にもかかわらず、純国内専用サービスといってもいいauの契約数がMNP開始後に激増しているそうですから、ほとんどの日本人にとっては海外でのシームレスな利用なんて概念すら頭にないのかもしれません。

でも携帯電話は文字通り「携帯」するものですから、当然世界中どこででも共通に使えるものであるべきなのです。
日本の独自の「お家事情」によって利用者の利便性が制限されるなんて、まっぴらです。
まずは、キャリアは端末の仕様にまで口出しせずに、ネットワークサービスとコンテンツサービスだけに専念していればいいのです。
おさいふサービスとか、GPS位置情報とか、そういうのはメーカーが主導で考えること。
海外ではそれが常識です。

いじめ自殺事件が報道されたのをきっかけに「いじめ自殺予告」なるものが文科省宛に届いてるそうですが、最初の1通目はともかく残りのはどう考えても愉快犯のような気がしてしょうがないわけですが、文科省サイドとして「おまいら釣りだろ」と立場上言えないのが辛いところです。

そんな中、

<自殺予告>大人によるいたずらの可能性?石原知事が見解

 東京都の石原慎太郎知事は10日の定例会見で、いじめ自殺を予告する手紙について、文章能力から「あんなものは大人の文章だ。理路整然としていて、私は違うと思う」と述べ、大人によるいたずらの可能性が高いとの見方を示した。

 石原知事は手紙を受けた文部科学省など関係機関の対応については「届けられた方は迷惑千万でね、放てきするわけにはいかないだろうから、防ぎようもない」と同情。

 また、「とにかく親が関与すべきではないか。私なんか、子どもにけんかの仕方を教えた。非常に効果があって、たちまち相手を倒したら小学校で番長になっちゃった」と自身の子育て経験に触れた。そのうえで、「自分で戦ったらいい。ファイティングスピリットがなければ、一生どこへ行ってもいじめられるのではないか」と語った。【木村健二】

(毎日新聞)

石原閣下のご登場です。
普通言いたくても言えないことをビシッと言ってくれますねえ・・・。
あとはビートたけしが「東スポ」あたりで毒舌を披露しまくってくれることを期待します。

漫画家はらたいらさん死去

テレビのクイズ番組でも活躍した漫画家のはらたいら(本名・原平)さんが10日、肝不全のため死去した。63歳だった。告別式は15日午前11時30分、東京都板橋区板橋1の48の13新板橋駅前ホール。自宅は文京区小石川4の18の7の807。喪主は妻、原ちず子さん。
(毎日新聞)

まんが日本昔ばなし→クイズダービー→8時だヨ!全員集合
が僕の子供時代の定番土曜日の夜の過ごし方
でした。

ご冥福をお祈りします。

今週号のNewsweek Japanの特集記事は「テロ震災帰宅支援マニュアル」
そこに「10の非常事態別最新マニュアル」という記事があって、核兵器、生物・化学兵器、爆弾テロ、地震、津波、などの項目ごとにそれぞれからの身の守り方のレクチャーがあります。

そこの10番目の項目に「竜巻」というのがありました。
「竜巻が起きることで有名なのはアメリカ中西部だが、オーストラリアや中部アフリカ、フランス、スペイン、インド、日本などでも発生する云々」と書かれていて、「そういえば、日本でもこの間、九州で竜巻あったな~。何人か亡くなったんだったっけ。。。」なんてぼーっと考えていたら、今日さっそく北海道で、竜巻で9人が亡くなったそうですね。
戦後最悪の死者だとか。
ともあれ、ご冥福をお祈りします。
また被災者の方には心からお見舞い申し上げます。

京都駅前の「泉仙」という精進料理屋で夕食をとりました。

少し込んでいて、先に待っていた外国人2人連れと相席になり、向かい合わせに座ることになったので、英会話の練習も兼ねて少しお話してみることに。

なんでも、ロサンゼルスに住んでいるアメリカ人で、ベジタリアンのため精進料理を食べて回っているんだとか。

カリフォルニアは特にベジタリアンが多いらしく、人口の1割がベジタリアンなんだそうな。マドンナもスティングもベジタリアンだし、タバコも全米一厳しいというし、ヘルシー志向にかけては一番進んでいるようです。彼らも健康に気を遣っていて、ベジタリアン歴は15年にもおよぶとか。電気自動車のセールスの仕事をしているそうで、乗っているクルマもトヨタのプリウス。もう環境志向、健康志向バリバリ。

そんな彼らなので、当然日本食も大好きで、日本も大好き、京都大好き!ということで、5日ぐらい滞在しているんだそうです。

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